フェンス選びのポイント – 住まいの印象を決める境界線
2025年04月03日
この記事の目次
- 1.知っておきたいフェンスの種類と特徴
- 2.フェンス選びのポイント – 目的と場所で選ぶ
- 3.フェンスを用いた事例
- 4.今押さえておきたいフェンスのトレンド
- 5.丸屋.Drawing//の強み
- 6.まとめ
1.知っておきたいフェンスの種類と特徴
アルミ形材フェンス – 定番の人気素材
現代の住宅外構で最も選ばれているのがアルミ形材フェンスです。軽量で耐久性に優れ、メンテナンスの手間が少ないことから、多くのご家庭に選ばれています。
アルミ色のシンプルなものから、木目などのラッピング加工を施したものまで、デザインバリエーションも豊富です。特に最近は、ダークグレー色が人気を集めています。洗練された落ち着きのある色合いが、住宅の外観を上品に演出します。
主な特徴
- サビに強く、変色しにくい
- 軽量で設置工事がスムーズ
- カラー・テクスチャのバリエーションが豊富
- 汚れても水洗いで簡単にお手入れ可能
アルミ鋳物フェンス – 重厚感と高級感を演出
格式高い印象を求めるなら、アルミ鋳物フェンスが最適です。立体的で装飾性の高いデザインが特徴です。
玄関アプローチや門柱周りなど、来訪者の目に最初に入る場所に設置することで、住まい全体の印象を格上げします。ただし、他のフェンスと比較して価格帯が高めなので、ポイント使いがおすすめです。
樹脂フェンス – 温かみと耐久性を両立
木の風合いと耐久性を両立させた樹脂フェンスは、自然素材を好む方に人気です。
- エコモック: 木材とプラスチック廃材を複合した材料からなり、天然木の弱みを払拭し天然木の持つ暖かな風合いがあります。
- マイティウッド: 板のサイズ、カラーを自由に組み合わせオリジナルなフェンスデザインが可能です。
※注意点として、樹脂フェンスはコストパフォーマンスに優れていますが、温度変化で伸縮するため、支柱の数をアルミより多く設置する必要があります。長期的な視点での設計が大切です。
メッシュフェンス – 開放的な空間づくりに
境界を示しながらも視線を通し、開放的な印象を与えるメッシュフェンス。樹脂塗装されたスチール製がフェンス設置が長い場合に使用することでコストを抑える効果があります。
PCフェンス – 西海岸スタイルの住宅を演出
メッキ加工されたスチール製のPCフェンスは、オープンな西海岸スタイルの住宅や庭に調和します。
2.フェンス選びのポイント – 目的と場所で選ぶ
目的で選ぶ
フェンスを選ぶ際、まず考えるべきは「何のためにフェンスを設置するか」という目的です。ライフスタイルや家族構成によって、フェンスに求める機能は大きく変わります。
プライバシーを重視される方は、目隠し効果の高いアルミ形材フェンスや樹脂フェンスがおすすめです。特に道路に面した部分や、隣家との距離が近い場所では、視線を遮る高さと密度のあるフェンスが快適な暮らしをサポートします。バルコニーやテラス、洗濯物を干す場所など、生活感が出やすいエリアは特に配慮が必要です。
小さなお子様やペットがいるご家庭では、安全性が最優先事項となります。飛び出しや転落を防止するため、メッシュフェンスやPCフェンスが効果的です。
住まいの外観の印象を高めたい場合は、デザイン性の高いフェンスを選びましょう。アルミ鋳物フェンスは重厚感があり、玄関周りなどのアクセントとして最適です。また、高級感のあるアルミ形材フェンスも、住まい全体の印象を格上げします。特に外構にこだわりたい方は、住宅の建築様式に合わせたフェンスデザインを検討されると良いでしょう。
場所で選ぶ
フェンスは設置場所によって、果たすべき役割や最適な種類が異なります。場所ごとの特性を理解し、適材適所で選ぶことが大切です。
道路側は、家の顔となる最も重要な部分です。防犯性と美観のバランスを取ることがポイントです。全面を高いフェンスで囲うと閉鎖的な印象を与えてしまうため、玄関周りは開放的に、プライバシーが必要な部分は目隠しを、というようにメリハリをつけるのが効果的です。また、シンボルツリーや花壇などの植栽と組み合わせることで、柔らかな印象の外観が実現します。熊谷・深谷エリアのような広い敷地では、変化をつけた設計が空間に奥行きを生み出します。
隣地との境界線には、ご近所との関係性も考慮したフェンス選びが求められます。あまりに高い壁面は圧迫感を与え、コミュニケーションの障壁になることも。部分的に植栽を取り入れたりすることで、プライバシーを確保しながらも親しみやすい境界が作れます。長く快適に暮らすためには、適度な距離感を保ちつつも、良好な関係を築ける外構デザインを心がけましょう。
庭側のフェンスは、ガーデニングや景観との調和が重要です。フェンスは庭の背景となり、植物や庭の雰囲気を引き立てる役割を担います。ナチュラルな庭づくりを楽しむ方には、木目調の樹脂フェンスやつる植物を絡ませられるメッシュフェンスが調和します。また、モダンな庭園スタイルなら、シンプルなアルミフェンスがすっきりとした印象を演出します。庭での過ごし方を想像しながら、風景の一部となるフェンスを選ぶことで、より豊かな庭時間が実現するでしょう。
3.フェンスを用いた事例
行田市 T様邸 目隠しフェンスの奥にあるアプローチ兼駐車場があるお庭
内容
ご実家の隣に新築されたT様のご希望は、ご家族で所有する6台の車の駐車スペース確保と、メンテナンスの少ないお庭でした。現地を調査したところ、道路と建物の間に十分な奥行があり、駐車場として活用してもスペースが余ることがわかりました。そこで、この余剰スペースをアプローチ兼もう1台分の駐車スペースとして有効活用するご提案をしました。玄関により近い位置に駐車できるようレイアウトし、目隠しフェンスを設置することで、外部からの視線を遮りながらも、外で快適に過ごせる空間に仕上げています。完成した外構では、日々の手入れを考慮して常緑樹を中心にバランス良く植栽を配置し、植栽や目隠しフェンスに変化をつけることで、平面的になりがちな駐車場に奥行感を生み出すことができました。
滑川町 S様邸 建物外観とコントラストが映えるシンプル外構
内容
お客様のS様は、人工芝と防草シートを活用したメンテナンスの少ない外構をご希望されました。土間コンクリート以外のエリアに防草シートを敷き、その上に砂利や人工芝を施工することで雑草の発生を抑える提案をしました。また、門塀と連続するようにフェンスを配置し、お庭の目隠しとしての機能も兼ね備えた外構プランをご提案しました。工事はご提案から完了まで順調に進み、S様にもご満足いただきました。
鴻巣市 A様邸 石貼りアプローチが迎えるナチュラル外構
内容
以前に施工したお兄さんのお宅からのご紹介で、A様邸の外構工事を担当しました。A様のご希望は、道路側にゲスト用も含めた駐車スペースを確保し、リビング前にはデッキを設置することでした。草案の図面作成からパース図と3Dを活用しながら打ち合わせを進め、建物の基本骨格に合わせた外構プランをご提案しました。塗り壁と木調の外壁で構成されたナチュラルイメージの建物に合わせ、構造物の色合いも統一感を持たせ、植栽で彩りを加えることで優しい雰囲気を演出しています。また、奥様のご希望だった乱張りのスロープを設置し、ご家族全員が使いやすいアプローチに仕上げました。建物計画から打ち合わせを始め約1年という長い時間をかけ、無事にお引き渡しができました。A様には大変お世話になり、これからもご家族皆様で楽しく過ごしていただけることを願っています。
4.今押さえておきたいフェンスのトレンド
現在のフェンスデザインは、シンプルで洗練された印象が主流です。特にダークグレーカラーは、白や明るい色の外壁とのコントラストが美しく、人気を集めています。
熊谷・深谷エリアでは、広い敷地を活かした開放的なデザインが好まれる傾向にあります。フェンスだけでなく、植栽や自然素材と組み合わせた境界づくりが支持されています。
5.丸屋.Drawing//の強み
1,現地調査とヒアリング
お客様のご要望を丁寧に伺い、現地調査を行います。ここで駐車スペースの広さ、周辺の状況、日当たりなどを確認し、最適な提案を行います。
2,設計とお見積り
お客様の希望に合わせた設計図と見積もりを提出します。デザインの変更やオプションの追加など、お客様とのやり取りを重ねながら、最終的なプランを決定します。
3,工事の実施
いよいよ工事がスタート。駐車場の舗装や拡張工事、カーポートや機能門柱の設置などを行い、計画通りに進行します。
4,仕上がり確認
工事が完了したら、お客様に最終確認をしていただきます。丸屋.Drawing//では、細かい仕上がりまでしっかりチェックし、お客様に納得していただけるよう努めます。
5,アフターサポート
工事が終わった後も、長くお使いいただけるよう定期的なメンテナンスや追加のリクエストにも対応。安心してお任せください。
6.まとめ
熊谷・深谷エリアは広い敷地のお宅が多く外構計画をしっかり考え設置するフェンスを使い分けることが大切です。
丸屋.Drawing//では、お客様一人ひとりの生活スタイルや価値観に合った最適なフェンスを提案しています。深谷市、熊谷市、寄居町を中心に、数多くの施工実績と豊富な知識で、住まいの価値を高めるフェンス選びをサポートします。
新築をご検討中の方はもちろん、既存のフェンスの取り替えをお考えの方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの理想の住まいづくりをお手伝いします。